今更そんなこと考えたことないし
ただこの距離が普通だったから
本日ハ晴天ナリ
「翼ちゃんってちゃんの事好きなの?」
部活の帰り道、にそんな事を言われた
「・・・・何だよイキナリ」
とりあえずそう返してみたけど
「翼ちゃんがちゃんにキスしてたから」
そう言われて大きな目で見つめられると内心焦る
「だって翼ちゃんは何とも思ってない相手にキスしたりしないでしょう?」
の事が好きか嫌いかって訊かれるのは本当に返事に困る
もちろん好きか嫌いだったら好きに分類されると思う
でも
それは恋愛感情か、って訊かれると是ではない
というか分からない
の事は普通に好きだし大切なヤツだって思ってる
微妙なんだよな
「あ、もしかして困らせちゃった?」
ちょっと心配そうな顔の
「そうじゃないけど・・・・」
の質問は結構確信突いてて・・・・意外に鋭いんだよな
「それじゃあどうしてキスしたのか訊いて良い?」
・・・・どうして
「ホントに何となく、なんだ・・・」
そう、本当に・・・
「野球部のキャプテンさん(ちゃんの元彼)にヤキモチじゃなくて?」
ヤキモチ?
あ。
「ヤキモチって言われればヤキモチなのかも知れない」
って何でそこで嬉しそうな顔するんだよ
「それじゃあやっぱりー・・・」
「だけど、別に野球部のヤツにヤキモチやいたわけじゃない」
どちらかっていえば
「昨日、野球部のヤツを問いつめての事訊いてさ、何て言うか俺たちに何も言ってくれなかったの方に腹が立ったんだ」
「え、そうなの?」
「そのくせ今日は今日でアイツ平然としてるしさ」
「そうだったんだ・・・」
うぅ〜んと何か考えるそぶりをしている
そして
ちゅっ
「・・・・何」
キスと笑顔が贈られた
「えへへ〜私、ちゃんといっぱいキスしたからお裾分け!」
なるほど。
って納得していいのか分からないんだけど
とりあえず変わった事をするのが大好きなの事だからあんまり深く考えちゃいけないんだよな
「あのね、翼ちゃん」
「ん?」
「男女の友情って成り立つと思うし、友人から好きな人に変わる事だってあると思うよ。
だから今は今のままでいいんじゃないかな?」
笑顔で
でもさっきまでとは違うどちらかというと諭すような口調で
は言ってくれた
「だよな」
の事が好きか嫌いかって訊かれるのは本当に返事に困る
もちろん好きか嫌いだったら好きに分類されると思う
でも
それは恋愛感情か、って訊かれると是ではない
というか分からない
だったら
何て名付けて良いか分からないこの感情は
もうしばらくこのままでいいか
---------------------------後書き---------------------------------------------------------------------------------
はいっ!これでホントに「理想論理」は終了です!!
長々とお付き合いいただいてありがとうございました(^^)おつかれまです。
翼さんがちゃんにキスしてきた理由等についてちゃんと語らせてみました〜
ちなみに玲さんは一人バイクで帰った設定です(笑)
ちゃんは翼さんのことをお兄ちゃん・・・ではないですけど大切なハトコなんで結構慕ってます
恋愛感情はないと思いますが(アバウトな作者だなぁ・・・・)
次回はちょっと原作を出そうと思ってます!
どうかお付き合いくださいな☆ 7月4日 砂来陸