サッカー部のみんなと仲直りできてめでたし、めでたし
って訳にはいかないんだよね
本日ハ晴天ナリ
サッカー部の面々に入部祝いをしてもらった
みんなでワイワイするのはあんまり無い事でちょっとドキドキした
「そんじゃ三上の入部を祝って〜」
「おいナオキおまえ食い過ぎだろっ!!」
「おい酒はねぇのか?」
部室いっぱいに溢れる楽しそうな声に思わず私も笑顔になる
「ちゃん楽しい?」
隣に座ってジュースを飲んでいたがそう尋ねてきた
「うん。楽しい」
私は炭酸が駄目だからリンゴジュースを頂いた
突然部室をノックする音が聞こえた
「誰かしら?」
ドアに一番近かった私が出る事になった
ガチャ
「三上さん!!サッカー部のマネになるって本当なの!?」
「バスケ部の部長さん・・・・・」
「考え直して!!我がバスケ部は バタン
強制排除
「ちゃんのお友達だったの?」
不思議そうに尋ねてくる玲さんに曖昧な笑みを浮かべておく
コンコン
また、ノック音が聞こえる
嫌々ながらまた私が出る きっとまたバスケ部の部長さんだ
ガチャ
「いーかげん「三上さん!!バレー部は貴方の入部を バタン
ふぅ
最近、幻聴と幻覚が多いなぁ
トントン
もうジュースを飲む暇すらない
ガチャ
「今度は「貴方はだんだん陸上部にはいりたなる〜 バタン
アンタは怪しい宗教かっての
トントン
あぁ私に休息の時間は無いんですね
ガチャ
ついに全員集合
「三上さん、サッカー部のマネになったって本当だったのね」
「そうですけど」
「何で!?それだけの運動神経がありながらマネなんて!!」
「そうよ!その運動神経、スタミナ、何事にも動じない強い精神力。是非運動部に生かすべきだわ!!」
プチッ
「いい加減にして下さい!!」
人間、限度ってものがあります
「私が何部に入ろうと私の勝手でしょうが!!
だいたい運動神経やスタミナなんてのは毎日3キロ弱の道のりを往復して買い物をしてれば勝手に付くし!
強い精神力なんかはすさんだ小学校生活を送ってきた結果です!!」
シーンと静まりかえる部長さん達
「何か文句でも?」
そう尋ねてみるが部長さん達は一斉に首を横に振った
バタン
勢いに任せてドアを閉める
肩で息をしてるとがジュースを持って近づいてきた
「ちゃん」
ジュースを受け取る
「何?」
「楽しい?」
・・・・・何で二度も聞くかな?
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一応部長さん達との決着を着けなきゃいけないかなぁって事で
書いてて楽しかったですv
5月5日 砂来陸