あの制服が入っていた箱

そこには間違いなく「HIBA」と書かれていた




本日ハ晴天ナリ




中学校入学問題は意外にもあっさり解決した

校区問題はお母さんが先生に色々と詰め寄って解決したらしい

よく知らないけど・・・・・

だって今日の帰りに

〜回想モード〜

先生「あ。三上さん」

 「はい?」

先生「中学校のことなんだけど、向こうの方にはきちんと言っておいたから」

 「あ、はい。分かりました」

先生「それから」

 (まだあるんですか?)

先生「お母さんに『警察沙汰だけは勘弁して下さい』って言っておいて」

お母さん一体何を言ったんですか



と こんな事があったわけです。




さて

何はともあれ

三上 飛葉中入学が決定しました




さて、無事入学が決まったですが、まだ一つだけ問題が残っています



それは



「マサキ達には(というか主に翼)何て言おうかな」



ということ



入学手続きが終わった後一度だけ一緒にフットサルしたけど

何だか言うタイミングを逃して結局言ってない

(でも今更になって言うのもなぁ)

怒られそう(特に翼)

そして何より

私には一つ

中学生になったら夢がある

それは



『平穏な中学校生活を送ること』



だって小学校は平穏じゃなかったから フフフ(遠い目)

まず あいつ等に関わったら平穏なんて夢のまた夢になるに決まってる(確信)

「もう、この際黙っとこうかなぁ......」

うん。それがいいかも

よし、そうしよう!

〜♪

そう決心したとたんケータイが鳴りだした電話だ

「もしもし?(あ、着信見るの忘れた)」

?』

ピッ

い、いかん

反射的に切ってしまった



だって・・・・・




何てタイミングで電話掛けてくるんデスカ?マサキさん

〜♪

ぎゃっ

また、電話がきました

着信はもちろんマサキで



でたくない・・・・・!!

「(でも無理だ)も、もしもし・・・・」

『今何で切れたんだ?』

「いや何か電波が悪くてね・・・・ハハハ」

何故か笑う

『?まぁいいや。今からフットサルしにこねぇか?』

行きたい

行きたいけど・・・・

「今日はいいや」

会ったら絶対ヘマするのが目に見えてるし

『そっか』

「うん、ごめんね」

ん?よく考えたらマサキだけだったら言っても平気じゃない?

マサキだったら

「あ、あのさマサキ・・・・・」

『なんだ?』

「私実は『マサキいつまで電話してんの?

に来るか来ないか聞くだけだろ。何でそんなに時間がかかるんだよ
 さっさとしないと混むんだよ、それくらい考えて欲しいね。
 何より僕を待たせてるんだし』

・・・・・・・・・

『わりぃ

「いや・・・・・ドンマイ」

マサキは毎日あんなマシンガントークを喰らっているんでしょうか?

『で今何か言いかけなかったか?』

「ナンデモナイデス」

翼達が周りにいるなら絶対に言えない

『そうか。じゃあまたな』

「(ごめんマサキ!)うん。また誘ってね」

ピッ


「はぁ・・・・・」

胃が痛い

この緊張いつまで続くんでしょうか・・・・・・






無論 バレるまで


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------------後書き-----------------------------------------------------------------------------------------------------------

久々の「本日ハ晴天ナリ」です。
やっと続きを描きました。長かった......
ヒロインの中学校がようやく分かりましたね。
別の学校を予想されていた方もいっぱい居たみたいですが
これで勘弁してくださいm(−−)m
精一杯なんです。

早く卒業させなきゃなぁと思っているので頑張りましょう!!

                            3月6日 砂来陸