あっという間に冬休みも終わって、また憂鬱な学校が始まった




本日ハ晴天ナリ





でもまぁ残りわずかだし適当に過ごしておけばいいか(今までもクラスメイトを本気で相手にしたことは無かったけど)

相変わらず私を見ると避けていくクラスメイトを横目にはそんなことを思っていた



それに私にはフットサルがある


今日はひさびさのフットサルの日だった(つまり今年初ですね)

学校が終わると急いで家に帰って着替えフットサル場に向かった


「よぉ」

フットサル場ではマサキ達がいつもと変わらない態度で迎えてくれた

(やっぱり嬉しいなぁ)

ちょっとそんなことをしみじみ思ってしまった


それからはいつも通り

3試合やって缶コーヒー片手にみんなで雑談

「課題テストなんてやってらんねー」

なんていう五助の愚痴を聞いたりして過ごした

私はまだ課題テストなんて受けたこと無いけどなかなか大変そう・・・・

やっぱり中学校ってテストとか大変なのだろうなぁ

はどうだったんだ?勉強出来る方なのか?」

「ゴフッ」

いきなりロクにそんなことを尋ねられて思わずコーヒーを吹き出し掛けた(まだ吹き出してはないよ!)

「どうしたんだよ」

翼にかなり怪訝な目で見られてる

「べ 別に?まぁ、そこそこ出来るよ・・・・・(って事で)」

ちょっとどもってしまったけど何とかごまかせたみたい

翼もそれ以上聞いてこなかったからね

よかった・・・・・



「そろそろ帰る」

これ以上ボロが出る前に逃げようと思う

みんなは私の家の家庭事情を知ってるからか止めなかった

「じゃーな」「またな」

そんな挨拶に軽く手を上げて応えとく


まだ半分残った缶コーヒーを右手に持ってバス停に向かう

でもバスの時間にはまだ早くてしょうがないから傍の公園のベンチで時間を潰すことにした

「ん〜っ」

時間が時間だから公園に人影はない

大きく背伸びして残りのコーヒーを飲む

もうあんまり暖かくない

(なんだか完全燃焼出来なかったなぁ)

そんなことを考えながら最後の一口を飲み干す

ついでに帽子を脱ぐ

無理矢理押し込んでいたポニーテールがサラリと肩を撫でる

ちょっとそれがうっとおしくて首を左右に振る

(そろそろバス来るかな)

体内時計を信じては公園を後にしようとする

ザザザッ ドサドサッ



ん?



なんだか今すっごく変な音がしませんでしたか?

積んでいたものが崩れるような音



嫌な予感がする



全然嬉しくないけど私の嫌な予感ってよく当たるんだ


振り返るとそこには



下から順に翼、五助、ロクがよくマンガであるような『こっそり見てて崩れました』的な状態になっていた

そして何故かマサキだけは一人無事で後ろに立っている

もしかして、ううんもしかしなくても

女だってばれた?



GAME OVER?



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--------後書き-----------------------------------------------------------------------------------------------------------------------

いつになく中途半端に終わってしまいましたねぇ(^^;)
そして何よりひさびさの「本日ハ晴天ナリ」です!!(メインなのに)
どうでしたか?
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                              1月27日 砂来陸