私は何をしてるんだろう
ケータイに送られてきた地図を見ながらは長々とため息をついた
本日ハ晴天ナリ
冬の寒さが身にしみてくるような今日この頃 皆様いかがお過ごしでしょうか?
本日 私、三上はちょっと早く帰ってこれたのでお気に入りの紅茶を入れて図書室で借りてきた「お手軽晩ご飯100」を
読んでいます
訂正、読んでいるはずでした
紅茶を入れて さぁ、って時にケータイが鳴りディスプレイには「お母さん」の文字が
「どうしたの?」
帰りが遅くなるとかかなぁーなどと考えていたが
「ちゃん!!どうしよう お母さんお仕事クビになっちゃうかもしれない!!」
それはクビにならないように頑張って下さい
それからお母さんは半泣き声で電話口に向かって延々と支離滅裂な事を叫び続けてきた
『仕事で使う写真を家に忘れてきたので届けてきて欲しい』
約30分も電話をし、結局言いたかったのはこれだけらしい
もうとっくに冷え切ってしまった紅茶を一気に飲み干しケータイと財布それからお母さんの机の上に置いてあった写真を
バックに押し込んでは家を出た
で現在に至るというわけです。
フフフ・・・さよなら「お手軽晩ご飯100」
普通こういうのって逆じゃない?親が子供の忘れ物を届けるならまだしも・・・・・
改めて私はお母さんに似てないなぁって思ってしまった(いや顔はそっくりって言われるけど)
-バスに揺られること約30分-
バスから外を眺めていると視界の端に何かが映った
(あれ・・・?)
「すみません 降ります!」
予定のバス停より2つ手前のバス停で降りる羽目になってしまったしかしはそんなことは気にせず
慌ててバスから飛び降りさっき目に映ったものを捜す
(確かこの辺・・・あ あった!)
「こんな所にフットサル場があったんだ・・・・」
そう が見つけたのはフットサル場だった
金網に手を掛け足を止める。中では結構な人がにぎわっていて楽しそうにフットサルをやっている
いいなぁ。
やっぱり私はサッカーが好きなんだなって改めて思った
どれくらいだろう
それからしばらくぼんやりとコートを眺めていた
すると
「ねーちゃん、えらいべっぴんさんやなぁ」
・・・・・ここは東京だよね?
後ろから聞こえてくる声は思いっきり関西弁なんですけど
振り返ってみるとそこには
金髪頭がニッコニコの笑顔(アホ面ともいう)をふりまいて立っていた
一瞬「不良!?」という考えが生まれたがそれはもののそれは0.3秒で却下され代わりに
「イエローモンキー」という言葉が頭から離れなくなった
(なにこの人・・・・?)
「美人なねーちゃん暇ならオレと遊びいかん?それとも彼氏でも待っとんの?」
・・・・よく分かった
コイツは私に喧嘩を売っているらしい
ねーちゃんって言うのは関西流のナンパ手口なのかって思ったけど まぁふつうに考えて有り得ない
ってことはアレだ。こいつは私の事を明らかに年上だと思ってるんだ
しつこく「なぁ どないなん?」なんて聞いてきやがるこのイエローモンキー(仮名)をは敵とみなした
「悪いけど暇じゃないんで。それに仮に暇だったとしても絶対アンタとは遊ばないし それにしてもこんな所に来てまで
ナンパするなんてよっぽど女に飢えてるんだね。カワイソウニ」
全然可哀想なんて思ってなかったから最後は思いっきり棒読みで言ってやった
ついでに今急いでたことを思い出して目の前で硬直してるイエローモンキー(仮名)を無視して
私はお母さんの働いてる職場へ向かうことにした
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あははははは笑って下さい。
すみませんかなり意味が分からなくなってしまって(−−;)
謝るより他にありません....
金髪の関西弁だれだか分かりますよね?間違っても桜上水に居る人じゃないですよ?
案外主人公も毒舌家なんです。まぁ昔イジメに遭っていたということもあり精神的に強い子なんです(笑)
そんなわけで(どんなわけ?)まだまだ続きます
1月10日 砂来 陸
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